製紙ではなく、和紙。
私たちの社名には、
紙へのこだわりが
込められています。

うつろう四季の趣きに無上の美を感じ、あるがままの姿で捉えた自然を唯一無二の感性で表現していく。日本人の美意識は非常に繊細で、その思想は美術工芸品、そして和紙においても強く引き継がれています。

 

ひだか和紙は昭和24年、日高村日下に暮らす土佐典具帖紙の漉き家十軒が集まり、前身となる輸出典具帖紙協同組合を設立したことことから始まりました。
一枚一枚手で漉いていた土佐典具帖紙は「カゲロウの羽」と称されるほど極薄の和紙で、海外においても高い評価を得ておりました。昭和44年には、その手漉きの手技が長年の研究と努力の末、記念すべき懸垂式短網抄紙機として、一号機が私どもの工場から生まれました。

 

その「日本人の技術と美意識を融合させた製品を作りたい」との思いから生まれたのが、「世界一薄くて強い紙」として知られる典具帖紙です。
無駄に残ってしまう紙ではなく、思想を持って「残していく和紙」をつくる。そして、世界中に和紙の素晴らしさを伝えていくことが、私たちの義務であり、使命です。

 

土佐典具帖紙

当時、典具帖紙はタイプライター原紙やナプキン、コーヒーフィルターなどに使用されていました。その殆どは海外へと輸出され「ステンシルペーパー」として世界に名を馳せました。
私どもが作る灰煮典具帖紙は、ソーダ灰という弱アルカリ性の水溶液で楮を煮熟しています。原料処理方法により異なる典具帖紙の中でも一番繊維が強いところから、今では文化財保存修復の必需品として世界中で使われているものです。

和紙を探す

いつまでも残したくなるもの。
私たちが目指すのは、そんな紙です。

世界一の薄さを誇る、ひだか和紙の土佐典具帖紙をはじめ、
提灯や照明で使用される和紙、大切な方へのラッピング用の和紙、
表具、切り絵で使用される和紙など、様々なラインナップをご用意いたしております。

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Color washi

オーダーメイドの染色和紙